2016-06-03

ジャックと豆の木のジャックが盗みと殺しで裁判に!多読 in 名古屋

ブログ訪問ありがとうございます (^o^)丿
大  絶賛したい本を見つけました
私的には 大ヒット作品
面白かったぁ~
分かち合いたい!
この本です
The trial of Jack Bean
Compass Readers Level 6
(Ficition YL2.0 / 1,522語)

内容は あの ジャックと豆の木の主人公
Jackが盗みと殺しの罪に問われる裁判の話です

この裁判
けっこう本格的です
 被告、検察 陪審員、など難しい単語が出てきます
でも、絵が助けてくれるかな?

初めに私が あっと喜んだのは 

検事・検察(the prosecutor)さんの粋なネーミング!

Mr. I. Foraneye
です
皆さん 何か気づきました?
はい!考えて~



検察といえば 追い詰める側の人です
スペルをよく見てね 分解すると
I for an eye 
 さらに初めの I を eyeとすると
eye for an eye
となります 
ハムラビ法典の 報復律ですよね
著者の遊び心満点!

一方弁護側の名前・・・・気になります?
Mr. Willie Walk
無罪を勝ち取って 囚われの身から
Will walk
出来るってことかな
それとも
Will I Walk? かな
どなたか、ここにも含みがあるなら、教えて?

裁判形式はちゃんと米国の法廷式にのっとっているようですよ

よく映画で見かける 聖書に手を置いて宣誓するシーンもあります
: Do you promise to tell the truth, 
the whole truth and nothing but the truth?
: Yes, I do.

Weblioから↓
Do you promiseの代わりに I swear by Almighty god をつけて
 全能の神にかけて真実を, すべての真実を, そして真実だけを述べることを誓います

裁判のシーン・証人席・陪審員が控室に入り相談するシーンなど あります

もう臨場感満載

ほら 「ジャックと豆の木」 のもともとの話
どのバージョンを読んだか にもよると思いますが
ジャックは 巨人の家に忍び込んで
金の卵を産むガチョウを持ち帰ったり 
ひとりでに演奏するハーブを持ち帰ったり

これって いいの?

それから巨人が歌う歌
英語圏では有名だと思います
もちろん
この話にも出てきます

私は 子供たちとよく歌ったNursery Rhyme に入っていたので
とてもよく覚えていました

Fee -fi-fo-fum, I smell the blood of an Englishman
Be he alive or be he dead, I will eat him with my bread
私が知っているバージョンは↓
I'll grind his bone to make my bread !
こわ~!(@_@)

ちなみに赤い文字で韻を踏んでいるの気づきました?

この歌詞は
ペーパーバックを読んでいる時にも出てきたことがありました
あ、巨人が来る時の歌!
つまり 危険が迫っているんだな
って想像できます

おとぎ話を 読んでおくことは大切!
だって、そのセリフを聞くと、
あ、あの時の状況だ!ってわかりますから

皆さんも
「ここ掘れワンワン、って言うわけにはいかないよ」
というセリフが読むと
あー「花さか爺さん」みたいに、
庭を掘ったら(=行動を起こしたら) 
お宝がでてくる なんて上手い事はおきないよ ってことかな
と想像できるでしょ

「花さか爺さん」を知らない人には 状況がわかりませんね

話を戻して、

この話、Jackは2つの罪に 問われています
「盗み」=theft
だけでなく
巨人を「殺した」罪です!

さて 評決 Verdict  (陪審員裁判長に提出する)
皆さん気になりませんか?

読んでいる時は ずっと Jack が悪いとして思えない
話の運びだった・・・気がするのですが
それに
証人台に立つ Jackのお母さん
Foraneye(検察): Did he say anything about a giant?
この質問に
Yes, he said he killed a giant.
と答えているんです
もー  (≧◇≦)お母さん 何言ってるの!
そんな証言をしたら
あなたの息子Jackは 有罪になっちゃうよ!

Jack は おとぎ話の主人公!
有罪になっったら、冒険の話じゃなくなっちゃう!

さて 結果?
教えないのが 私・・・
<m(__)m>

この本 すごいタイミング いいの
高校生で犯罪用語とか 裁判用語 紹介してるから
ちょうどいいわ!
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