2010-10-26

子供って即物的

小学生の話題って、プレステやDSのゲーム・部活・学校行事(俺んとこは~だった)・自分のけがの事…  

英会話教室で教える表現って 初めは お天気・色・数字(年齢を答える)・好きな食べ物(初めはフルーツや野菜)かな~。 じゃぁ 子供の実際の会話と接点ないじゃん!

子供同士で名前・年齢を聞きあうことはないし。

例えば 「お前、何色が好き?」なんて使える時があり得る。でもそれはたいてい、画用紙やキャンディをもらう時に選ばせてもらう時。 その先に楽しみやゴールがあるときだと思う。 

恋人同士が相手の好きな色を知りたくて、そこから話を展開しようなんて場合じゃない。

好きな色の画用紙をもらってさっさと工作に取り掛かりたい!なんて時にわざわざ英語で言う必然性はないから、「何て言うんだけっけ?」とも思わず、もちろん英語で言ってみようという発想など存在しない。

子供ってそんな環境にいるんですよねー。 そんな中で子供たちは週に1回、楽しく色や動物名を使ってアクティヴィティをしていれば 確かに覚えてくれます。 

色や動物・数字のように入門的な英語は低学年さんクラス。教える方も楽しい。 でも5・6年になって毎週「キリンさんは好き?」なんて会話を教えないし、レッスン中に使って聞かせる機会も激減。


何が起きるって?高学年クラスでWhere do giraffes live? (キリンはどこに住んでるの)とか教えたいときに giraffeという単語を聞いたこともないという反応をされて… 

その点「多読」では 色々な話題を豊富にカバーしています。
単語や構文の中を自然に子供たちは遊泳。 水深10センチ
のプールじゃ泳ぎはうまくならないけど 水深が身の丈に合った
プールなら溺れる心配なく泳ぎはうまくなりますよね。

「身の丈に合う」ってのは まさに自分に合ったレベルの多読をすることかな。

それだけに頼るつもりではないけれど。 教室では「実際に声に出して言ってみる」とか「友達の英語を聞いてみる」体験は
教室ならではの体験だし。

英語圏の 表現・主張が得意な子どもたちに対抗する子供を
育てようと思うと、show and tellのように自己表現をする機会、
と「英語に自信が持てる」経験も大切だと思う。

英会話教室の意義ってそこかしら? 

小学生のうちにペラペラになることは考えにくいし 日本語ですらプレゼンテーション的技術は難しいんだから。 ただ、自分は英語が得意なんだ。 聞いても分かる、質問されれば答えられる、自分からも自己紹介できる、そして読むのも出来る! 

「英語を使える人」になるレールにしっかりのせるのが、こども英語先生の仕事でしょうか…

これでは不十分なのだろうか。

タイトルとどう関係あるか? 子供って必要もないのに 英会話教室で習った表現を 教室の外では使わない。 言いたいことは 不自由ない日本語で言うに決まってるじゃん。とふと思いました。
即物的?!

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