2019-07-23

私の多読と英語習得 in 名古屋

ブログ訪問ありがとうございます (^o^)丿
梅雨明けですよね~
今回の英文は少し難しいかも!
です

本を読んでいて
こんな文章に出会います
I walked around, window-shopping. 
(たぶん古い町並みの商店街)
One shop had copper pots
 that were nested inside each other, 
smaller and smaller versions of the same pot 
piled up one on top of the next.

こんな英文を見ると
頭の中に映像が浮かびます
子供の頃、金物屋の前を歩いた記憶です

上の英文で言っているのは
きっとこんな鍋
それとも こっちかな
で、 ふと思うのです

重ねておかれている鍋を説明したい時
英語だと
こんな風に言うんだぁ~と

「私、言えるかな?」
ってね

物の描写は一通りではありません
だから
暗記までしなくてもいいんですよ
ただ、
記憶にとどめたいと思うので
声に出して何度か言ったりします
英語の音が唇を通過すると
ちょっとだけ 残る気がします

さて
上の英文を学生に見せると
nest = 巣
と発想する子が多いです
そして
"nesting "
 -ing形になっているので
ここで
彼らは想像力を発揮します
残念なのは
多くの想像力が とんでもない方向に…
(*ノωノ)

なぜそんな発想を?

私なりに その原因を探ります
今、思いつく原因は3つ

① 
「前後の情景が絵になっていない!」
上の文の前に
Kappabashi is filled with wholesale dealers of 
household goods and tableware.
There are pots and kettles, plates and bowls
and all sorts of small kitchen utensils.
って背景描写があるんですよ
こんな風景が目の前に浮かんでる?
そこで
window-shopping
しているのよん
物語は
背景を思い描くから
味が出てくるのでっす
だから
「うっまーい!」となって
また読みたくなる

2つめの理由
文法知識がたりない
piled up one on top of the next
one pot on top of the next pot
です
青地の pot 
ふつう省略されています
前の文からわかりきっているから

最後の原因
こんな表現に出会う頻度が みんな少ない!
まいにち10分読めば 読む速度がとても遅い人でも
1ヶ月で24000語~30000語読めるはず
なのに
1冊500語程度の本を3日に1冊とかじゃ
積みあがらないわよね
そもそも
読じゃない!

多読は 例えて言うなら
 目に見えないほど薄~いシートを
重ねていく作業
薄いシートを足台になるほどの高さに
積み上げる作業だと思う
台の上に立てば
向こうの景色が見える
英語を使う世界!

「毎日たった15分聞き流すだけ」
的な 習得法
ちゃんとすれば効果が出るんじゃないの?
毎日ね!

あー、愚痴っぽくなてきました 
御免 m(__)m


今日は
もう一つ、面白いと思う英文
「心のヒダを描写する表現」
紹介させてください

「些細な不満がたまっていって---

小さなさざが重なって大きくなっていくように
と例えている文章を見つけました
ちょっと読んでみてね
皆さんならどう訳します?

it would just have contributed
to the subtle accumulation of anger -
that rippled throughout everyday life in unexpected ways.  
That's just how married life is, I suppose.

今回引用した2つの描写は 
下の本の
26ページと45ページから引用しました
(約50,000語)

お気づきですか?
日本の作家さんの本です

センセイの鞄

邦題と英題があまりに違うので
うっかりすると
気づけませんよね

私は和書を持っていません
でも
上の英文の元の日本語はどんな?
気になる所です

多読では
教科書や受験の長文で
出会えない表現に多く出会います
それが
薄~いシートとして
脳みそに張り付けられ
重なっていきます
年のせいか簡単に剥がれますが…
キャー (@_@)/

 読んでいただき ありがとうございました。

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